2022年02月16日
都留市の学生を対象に、新たなモビリティサービスの実証実験を2月21日より開始
MaaS/物流サービスの開発・研究に特化したベンチャー企業Pathfinder株式会社(本社:東京都板橋区、代表取締役:小野崎 悠介、以下 Pathfinder)と、山梨県都留市の官民連携まちづくり法人、一般社団法人まちのtoolbox(山梨県都留市、代表理事:伊藤洋平、以下まちのtoolbox)は、都留市内での学生の回遊増加を目的とした「都留 学生向けモビリティ実証実験(以下、本実証)」を2月21日(月)から3月15日(火)まで実施します。
実施の背景
都留市は、市内に公立都留文科大学や私立健康科学大学桂川キャンパス、県立産業技術短期大学校 都留キャンパスを有し、人口の9人に1人が大学生という学生の街です。学生が多いことは地域の活力向上や経済面でも影響力が大きく、学生にとってもより生活しやすく、住んでいて楽しい街となっていくことが望まれます。
一方で、学生からは交通・移動関連への課題の声が多く、実際に都留文科大学の学生を対象としたアンケートからは「移動が不便で街にでる機会があまりない」といった意見が多く寄せられました。(2022年1月実施、N=153)例えばアルバイトにおいては、アルバイト先からの送迎がセットになっているなどの背景から、約4割近い学生が近隣の富士吉田市や大月市へ向かっています。
私たちはこうした背景から、地域の活力に繋げるために学生の移動ニーズに応えうる学生主体で持続可能なモビリティのあり方の検討を行う事になりました。なお、本実証は都留市の起業家育成及びキャリア形成支援アドバイザー事業運営業務委託事業として実施します。
実証の内容
本実証では、都留市在住・在学の学生を対象に、独自の「ライドポイント」を活用した「循環型ライドシェア」と「ローカライド(カーシェアリング)」を提供します。ライドポイントは獲得することで実際に使用可能な実証内インセンティブとして機能させ、学生の参加増加と実証の活性化をはかります。
(1)循環型ライドシェアについて
循環型ライドシェアは、学生へのアンケートで希望の多い都留市内のスポット(7箇所)を循環するモビリティサービスです。利用可能時間は、同アンケートで希望の多かった平日の夕方に設定しています。ほとんどの学生が利用しているLINEを活用し、非接触のシステムで簡単に予約・乗車することが可能です。
大きな特徴は、ドライバーとなるのも乗客となるのも学生であることです。乗車には「ライドポイント」が必要となり、「ライドポイント」は利用登録時(2ポイント)や毎週配布(2ポイント)のほかにドライバーとなることで獲得(1回10ポイント)が可能で、友人間でプレゼントも可能です。
ドライバーとなることでポイントを多く獲得できることは、運転・乗車の活性化と持続可能なサービス循環の構築に繋げることを狙いとしています。
(2)ローカライド(カーシェアリング)について
ローカライド(カーシェアリング)は、学生が格安で利用できる予約型カーシェアリングシステムです。オンラインフォームで申し込み予約から返却まで、非接触で簡単に利用可能です。
循環型ライドシェアで獲得した「ライドポイント」を利用することが可能で、循環型ライドシェアのユーザーとなる学生に大きなメリットがあります。循環型ライドシェアとローカライド(カーシェアリング)を「ライドポイント」を通じて相互利用可能とすることで、実証の活性化と学生それぞれのニーズに合わせた利用を可能としています。
実証概要
期間:2022年2月21日~3月15日
対象:都留市内在住・在学の学生
車両数:2台(循環型ライドシェア1台、ローカライド2台 ※1台は平日は循環型ライドシェアとして使用)
本実証期間終了後は、使用データや学生ヒアリング等の実証結果から効果や課題を明らかにし、今後の継続的な実施に向けた検討に繋げていきます。
詳細:https://pfr.technology/tsuru
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