2025年12月21日(日)有楽町の東京交通会館にある「ふるさと回帰支援センター」にて、「やまなし地域おこし協力隊合同募集セミナー」が開催されました 。山梨県への移住や地域に関心を持つ参加者で賑わったセミナーの内容をお届けします。   【セミナーの概要と当日の流れ】 今回のセミナーは、山梨県内への移住を検討している方々を対象に、参加無料で実施されました 。 当日のスケジュールは以下の通りです 13:30〜 セミナー①「山梨暮らしのイロハ」: 山梨での生活の基礎知識について 13:45〜 セミナー②「地域おこし協力隊について」: 制度の仕組みや概要の説明 14:00〜 各自治体による募集内容の説明: 各自治体の担当者が登壇 14:40〜 個別相談会: 自治体職員や経験者に直接相談   各自治体とも「一緒に地域を盛り上げ、将来的に定住してほしい」という熱意が伝わってくる内容でした 。 また今回のセミナーで特に印象的だったのは会場では協力隊の募集だけでなく、移住相談も受け付けられていました 。 移住支援金についての情報収集や、具体的な田舎暮らしの悩みについて自治体職員に直接相談できる貴重な機会となっていました 。
12月19日(金)に開催する日本政策金融公庫の起業・移住セミナーに当法人統括部長の小川悟が登壇いたします。 一般社団法人まちのtoolboxが同イベントの共催として準備を進めて参りました。 ぜひ、ご興味のある方は、山梨県スタートアップ支援センター「CINOVA YAMANASHI」にお越しください。    
2025年11月29日(土)、山梨県立スタートアップ支援センターにて「やまなし地域課題解決型起業支援金」および「ふるさと起業チャレンジ」の最終発表会を開催しました。 県内外から多くの来場者・支援者が集まり、山梨の地域課題に挑む起業家たちの想いや事業計画が披露され、会場は熱気に包まれました。

やまなし地域課題解決型起業支援金

地域の課題に向き合い、新たな価値創造に挑戦する15名の採択者が、熱のこもったプレゼンテーションを行いました。 登壇者(順不同) 佐藤善久 氏/栂瀬雅月 氏/新沼陽介 氏/宇田誠司 氏/志村航 氏/菅谷岳洋 氏/ 市原彩子 氏/竹中陽太 氏/保坂生乃 氏/柴田晴香 氏/鈴木美奈子 氏/ 稲木俊子 氏/小竹隼人 氏/清水ゆり 氏/田中瞳 氏 地域コミュニティの支援、観光資源の再編集、福祉領域の課題解決、子育て支援、農業・食に関する取り組みなど、多様な視点とアプローチが披露されました。

■ ふるさと起業チャレンジ

ファイナリスト2名による渾身のプレゼン 県外からの移住・地域定着をテーマにした「ふるさと起業チャレンジ」では、以下の2名が最終発表を行いました。
  • 佐藤 賢 氏
  • 土屋 泉 氏
地域への新しい関わり方、移住者と地域の共創モデルなど、山梨ならではの視点を活かした提案が行われ、審査員・来場者ともに深く引き込まれる発表となりました。

講評

これまで伴走してきたメンター陣の紹介に続き、審査員からは講評が行われました。   審査員
  • 清宮 俊久 氏(セガサミーホールディングス株式会社 経営企画本部 投資マネジメント部 部長)
  • 澤 伸恭 氏(山梨大学特任教授/ 有限会社オープンフィールド 代表取締役)
  • 冬野 健司 氏 (日本MITベンチャーフォーラム 理事 / オフィス冬野代表)
地域の現場を丁寧に見つめたプランが増えている点 ユーザーインタビューや仮説検証が進んでいる点 今日の発表がゴールではなく、ここからがスタートであるという激励 など、次の一歩を後押しする言葉が多く寄せられました。   その後懇親会も実施しました。 ご来場・ご協力いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
2025年11月22日(土)山梨県立スタートアップ支援センター CINOVAにて、ニュービジネスフェスやまなし2025が実施されました。 企業支援団体として代表の伊藤洋平より団体紹介をしました。 その後、当団体の推薦者として、ドメーヌ・アサノハの青山優介さんがにらさきワイナリー事業についてピッチを行いました。 青山さんはふるさと起業チャレンジ2024のファイナリストです。 おしくも受賞は逃しましたが、事業の着実な成長と今後への期待が大いに感じられるプレゼンテーションでした。
当法人が運営する山梨県都留市の移住情報サイト、つる暮らしに新しい記事が投稿されました。 今月は上谷交流センターにて「文化見学会」を開催しましたので、見学された方の声とともに、各教室の魅力をぎゅっとまとめてお届けします。
  今年度のIT講師養成講座 Day1は、静岡県藤枝市様と江﨑新聞店様のご協力・ご支援により、コミュニティスペース「フジキチはなれ」にて開催いたしました 。   全国から集まった受講者の皆さんが、IT講師として必要な「心得」と「スキル」を身につけるため、熱心に講義に取り組みました 。また、リアル開催ならではの交流の場となり、多くの仲間と切磋琢磨できる良いスタートとなりました 。   一般社団法人まちのtoolboxは「IT」×「地方」で「新しい働き方」にチャレンジしたい方を引き続き応援してまいります 。 IT講師養成講座にご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください 。 以下、講座のようすになります。   ●IT講師養成講座 Day1 集合写真 ●静岡県藤枝市 情報デジタル推進課 DX推進係 杉本様 ●IT講師養成講座のようす
  当法人が運営する山梨県都留市の移住情報サイト、つる暮らしに新しい記事が投稿されました。 今回は上谷交流センターにて「大正琴」の演奏をしているの「アイリス」の皆さんについて伺いました。

自己紹介

お名前とニックネーム、そして担当しているお仕事をお願いします。

一般社団法人まちのtoolbox 代表理事の伊藤洋平です。 私の主な仕事は、組織全体の方向性を確立し、私たちが目指すミッションとビジョンを実現するための仕組みを作ることだと考えています。 設立から5年が経過し、組織が拡大していく中で、私たちらしさを明文化し、カルチャーを残し続けるための仕組みを明らかにすることに注力しています。

まちのtoolboxを設立したきっかけは?

もともと都留市の中に生涯活躍のまち推進協会という任意団体が立ち上げられ、そちらに関わっていました。 法人化を考える中で、代表をという話になって法人化とともにまちのtoolboxという名称にして、代表理事に就任しました。

仕事観と価値観

仕事をするうえで大切にしている考え方は?

最も大切にしているのは、私たちのバリュー(行動指針)である「挑戦」です。挑戦をすることが最も評価される組織であり、逆にやりたいことや自分の意思がないことは評価されません。 行動指針としては、自己実現と成長を目指す「やってみよう」、前向きと楽観の「なんとかなる」、そして独立と自分らしさの「ありのままに」を掲げています。 また、すべての判断基準として、「人として正しいかどうか」を重視しています。 人として正しいという判断であれば、たとえ組織に不利益であっても、自身で決定し、どんなことも許されます。

「この会社らしさ」を感じる瞬間やエピソードは?

私たちが、行政の苦手な部分、例えば「縦割り」や「前例踏襲」、「スピードが遅い」といった点をすべて否定した組織や行動をとれているときかと思います。 必ずしもすべての部分でうまくいっているわけではありませんが、それが実感できる時がらしさかが感じられる時かと思っています。 また、市民にとって、市役所ではなく私たち行政との「つなぎ役」として頼ってもらえているときも、私たちの役割を果たしていると感じます。

会社の理念やミッションについて、どう思っていますか?

私たちのミッションは「税金にたよらないまちづくり」です。 最終的には、市民によって行政計画に沿ったまちづくりが担われている状態をつくることを目指しています。 ビジョンは、この「税金にたよらないまちづくりを当たり前の世の中に」することです。 まちづくりは魅力を向上させるものであり、本来行政が行うべき福祉などには該当しません。私たちは、税金を無駄なことに使わないように、世界から無駄なお金を撲滅したいと考えています。 そして、このまちづくりを継続可能にするためには、ボランティアではなく「ビジネスまちづくり」として展開することが不可欠だと考えています。

チーム内で心がけているコミュニケーションや姿勢は?

私たちは、働く人一人ひとりが「希望する取り組みを仕事として担っている状態をつくる」というカルチャーを目指しています。 そのため、私たちが意識するのは「仕組み」です。発生するミスは個人のミスではなく、仕組み不足ととらえます。 また、社員には「みんなの時間を大切に」するよう意識してもらっています。 特に、組織の方向性や理念に関わる「重要度が高く、緊急度の低いこと」には、1日1時間など必ず時間を確保して取り組むよう意識しています。 1対1の面談の意義も、この重要度の高いことが見えなくなっていないかを明らかにする場と位置づけています。

働いて感じた変化

設立してから、組織が変わったと思うところは?

設立から5年が経ち、組織が拡大期に入ったことです。それに伴い、私たちの「空気感」と「人間性」を失わないために、理念経営の土台を固める必要性を強く感じ、カルチャーブックを作成しました。 また、都留市が原点ではありますが、都留市で生まれた課題解決モデルの「共感の輪を広げること」が最優先となってきたことです。事業の進展とともに、都留市だけにメリットがある環境ではなく、都留市のモデルをおすそわけする精神が根底にあることを再認識しています。

一番印象に残っている出来事は?

私たちが行政とうまくやっていくために、市長からの信頼、市議会議員からの信頼、そして市民からの信頼を多方面で構築できていることです。例えば、寺マルシェが地域からの期待、信頼の現れとして実施できたことは印象的でした。 また、行政計画に沿ったまちづくりを市民が担えるように、私たちが行政計画に市民の活動を位置づけ、市民が活動することで行政の計画が達成されるというプロセスを仕組み化できたことも重要な出来事です。

他のスタッフの姿で感動・刺激を受けたことはありますか?

スタッフがビジョンやカルチャーに共感し、そこに向かって成長している姿、そして組織の中でお互いが認め合う関係を築いていることは大きな刺激です。 この前メンバーでワークショップをしたのですが、私以上にカルチャーにフィットさせようという意識があるなと感じ、反省しました(笑 これからは、社員全員がエージェントとしてのキャリア意識を持ち、自己肯定感を持ち主体的な活動を行っているえると良いかと考えています。

これからについて

今後、どんなふうに会社に貢献していきたいですか?

2029年までに、「税金にたよらないまちづくりが当たり前の世の中に」なっている状態を目指します。 そのために、全国的にモデルとなる事業を確立し、都留市モデルとして全国的な認知を獲得していきます。 都留市内で市民を巻き込んだ事業運営を進め、市内の認知度を高め、市役所の全部門からも頼られる存在になることが大切だと考えています。 私たちは、都留市が10年後地方創生のモデルだと言われることを目指し、20年後には全国的に知られたまちになるよう貢献していきます。

後輩やこれから仲間になる人に伝えたいメッセージは?

私たちは、挑戦をし、自己実現と成長を目指す組織です。 お金はかけがえのあるものですが、私たちの事業は市民への効果などかけがえのないものの成果で成り立っています。 私たちのカルチャー(好きを仕事に)に共感し、自分の夢に連動した、ワクワクする目標に向かって一緒に成長していける仲間を心待ちにしています。 私たちが取り組んでいることは日本でも最先端のことです。 市民からは否定されることからスタートするものだと覚悟し、それでもビジョンを伝え続け、まちづくりを進める強い意志を持って臨んでほしいと思います。  
当法人代表が2025年10月11日の一般社団法人山梨イノベーションベースの実施するオールYNIBフォーラムディスカッションにファシリテーターとして登壇しました。
            10/6(月)に甲府市の4U-Yamanashiで開催されました「TRY! YAMANASHI! SPARK -第8期TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業成果報告会SPARK」に弊社統括部長の小川悟が登壇いたしましたのでご報告させていただきます。 当日は、たくさんの方々にご来場いただきました。 トークセッションのテーマは「越境」。 一般社団法人まちのtoolboxでは、県内外からの越境者の挑戦を支援する活動に取り組んでいます。 これからも挑戦を後押しして参ります。

のまちづくり

寛容性が生み出した官民連携による

税金にたよらないまちづくり

おすそわけ」のまちづくり。

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