2025年10月14日

代表インタビューを掲載しました

活動報告

自己紹介

お名前とニックネーム、そして担当しているお仕事をお願いします。

一般社団法人まちのtoolbox 代表理事の伊藤洋平です。
私の主な仕事は、組織全体の方向性を確立し、私たちが目指すミッションとビジョンを実現するための仕組みを作ることだと考えています。
設立から5年が経過し、組織が拡大していく中で、私たちらしさを明文化し、カルチャーを残し続けるための仕組みを明らかにすることに注力しています。

まちのtoolboxを設立したきっかけは?

もともと都留市の中に生涯活躍のまち推進協会という任意団体が立ち上げられ、そちらに関わっていました。

法人化を考える中で、代表をという話になって法人化とともにまちのtoolboxという名称にして、代表理事に就任しました。

仕事観と価値観

仕事をするうえで大切にしている考え方は?

最も大切にしているのは、私たちのバリュー(行動指針)である「挑戦」です。挑戦をすることが最も評価される組織であり、逆にやりたいことや自分の意思がないことは評価されません。
行動指針としては、自己実現と成長を目指す「やってみよう」、前向きと楽観の「なんとかなる」、そして独立と自分らしさの「ありのままに」を掲げています。

また、すべての判断基準として、「人として正しいかどうか」を重視しています。

人として正しいという判断であれば、たとえ組織に不利益であっても、自身で決定し、どんなことも許されます。

「この会社らしさ」を感じる瞬間やエピソードは?

私たちが、行政の苦手な部分、例えば「縦割り」や「前例踏襲」、「スピードが遅い」といった点をすべて否定した組織や行動をとれているときかと思います。
必ずしもすべての部分でうまくいっているわけではありませんが、それが実感できる時がらしさかが感じられる時かと思っています。
また、市民にとって、市役所ではなく私たち行政との「つなぎ役」として頼ってもらえているときも、私たちの役割を果たしていると感じます。

会社の理念やミッションについて、どう思っていますか?

私たちのミッションは「税金にたよらないまちづくり」です。
最終的には、市民によって行政計画に沿ったまちづくりが担われている状態をつくることを目指しています。
ビジョンは、この「税金にたよらないまちづくりを当たり前の世の中に」することです。

まちづくりは魅力を向上させるものであり、本来行政が行うべき福祉などには該当しません。私たちは、税金を無駄なことに使わないように、世界から無駄なお金を撲滅したいと考えています。
そして、このまちづくりを継続可能にするためには、ボランティアではなく「ビジネスまちづくり」として展開することが不可欠だと考えています。

チーム内で心がけているコミュニケーションや姿勢は?

私たちは、働く人一人ひとりが「希望する取り組みを仕事として担っている状態をつくる」というカルチャーを目指しています。
そのため、私たちが意識するのは「仕組み」です。発生するミスは個人のミスではなく、仕組み不足ととらえます。
また、社員には「みんなの時間を大切に」するよう意識してもらっています。

特に、組織の方向性や理念に関わる「重要度が高く、緊急度の低いこと」には、1日1時間など必ず時間を確保して取り組むよう意識しています。

1対1の面談の意義も、この重要度の高いことが見えなくなっていないかを明らかにする場と位置づけています。

働いて感じた変化

設立してから、組織が変わったと思うところは?

設立から5年が経ち、組織が拡大期に入ったことです。それに伴い、私たちの「空気感」と「人間性」を失わないために、理念経営の土台を固める必要性を強く感じ、カルチャーブックを作成しました。
また、都留市が原点ではありますが、都留市で生まれた課題解決モデルの「共感の輪を広げること」が最優先となってきたことです。事業の進展とともに、都留市だけにメリットがある環境ではなく、都留市のモデルをおすそわけする精神が根底にあることを再認識しています。

一番印象に残っている出来事は?

私たちが行政とうまくやっていくために、市長からの信頼、市議会議員からの信頼、そして市民からの信頼を多方面で構築できていることです。例えば、寺マルシェが地域からの期待、信頼の現れとして実施できたことは印象的でした。
また、行政計画に沿ったまちづくりを市民が担えるように、私たちが行政計画に市民の活動を位置づけ、市民が活動することで行政の計画が達成されるというプロセスを仕組み化できたことも重要な出来事です。

他のスタッフの姿で感動・刺激を受けたことはありますか?

スタッフがビジョンやカルチャーに共感し、そこに向かって成長している姿、そして組織の中でお互いが認め合う関係を築いていることは大きな刺激です。
この前メンバーでワークショップをしたのですが、私以上にカルチャーにフィットさせようという意識があるなと感じ、反省しました(笑
これからは、社員全員がエージェントとしてのキャリア意識を持ち、自己肯定感を持ち主体的な活動を行っているえると良いかと考えています。

これからについて

今後、どんなふうに会社に貢献していきたいですか?

2029年までに、「税金にたよらないまちづくりが当たり前の世の中に」なっている状態を目指します。
そのために、全国的にモデルとなる事業を確立し、都留市モデルとして全国的な認知を獲得していきます。

都留市内で市民を巻き込んだ事業運営を進め、市内の認知度を高め、市役所の全部門からも頼られる存在になることが大切だと考えています。

私たちは、都留市が10年後地方創生のモデルだと言われることを目指し、20年後には全国的に知られたまちになるよう貢献していきます。

後輩やこれから仲間になる人に伝えたいメッセージは?

私たちは、挑戦をし、自己実現と成長を目指す組織です。

お金はかけがえのあるものですが、私たちの事業は市民への効果などかけがえのないものの成果で成り立っています。
私たちのカルチャー(好きを仕事に)に共感し、自分の夢に連動した、ワクワクする目標に向かって一緒に成長していける仲間を心待ちにしています。

私たちが取り組んでいることは日本でも最先端のことです。

市民からは否定されることからスタートするものだと覚悟し、それでもビジョンを伝え続け、まちづくりを進める強い意志を持って臨んでほしいと思います。

 

のまちづくり

寛容性が生み出した官民連携による

税金にたよらないまちづくり

おすそわけ」のまちづくり。

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