官民連携情報プラットフォーム「まちマーケット」
生涯学習
概要
移住者は「移住して終わり」ではありません。移住後の生活がより充実したものになるtoolがまちマーケットです。自治体内のすべての情報(イベント、お店、求人等)をLINEアカウントを使ってアクセスできるようにした官民連携情報プラットフォームサービスです。
背景
山梨県都留市は人口約3万人のうち約3,000人が大学生です。その9割は市外から進学のため移住してきます。また、2019年11月にサービス付き高齢者向け住宅「ゆいま~る都留」がオープンし、2020年3月現在、既に50世帯を超える入居者が都留に移住しております。都留市は、今後も幅広い世代の移住者を増やしていくことを目指します。
そこで重要なことは「移住して終わり」ではなく、移住者が地域での生活に慣れ、地域住民と新しいコミュニティを形成していく為の仕組みです。「まちマーケット」は、デジタルテクノロジーを活用し、官民それぞれが持つまちの情報を集約し、移住者と地域住民の新しいコミュニティを形成を支援するサービスです。
行政/民間、種類別情報をユーザ視点で全て統合
行政が発信する情報は行政の責任において確認できたものに限られます。また、イベント情報は広報のサイトだけ。お店の情報は飲食店ポータル、求人の情報は求人サイトやハローワークだけ。しかしユーザからすれば官も民も関係なく、地域の情報は全てまとまっていた方が利便性が高まるに違いありません。
そこでまちマーケットでは、LINEを入り口にして、行政からの発信情報だけでなく、民間の誰もがスマートフォンから情報掲載できる仕組みを構築しました。LINEと連携したまちIDアカウントを作成することで、誰でも情報が掲載することができます。例えば、自分のイベントを掲載することもできますし、自分のお店の情報や、求人を載せることも同じIDで可能です。
「官民連携スキーム」と「デジタル活用」の結果、住民の利便性を高めながら生産性の高い情報提供サービスが実現可能です。
デジタルプラットフォームとして収益化
「まちマーケット」は、官民連携事業として継続的にサービス提供していく為「プラットフォームビジネス」として収益をあげることを構想しています。統合ID基盤を構築し、ウェブサービスだけでなくIoTを活用したリアルサービスなどもユーザIDと利用データが蓄積し、サービス提供を行えるようになっています。
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